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新富士駅 (北海道) : ミニ英和和英辞書
新富士駅 (北海道)[しんふじえき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しん]
  1. (n,n-suf,pref) new 
: [とみ]
 【名詞】 1. wealth 2. fortune 
: [えき]
 【名詞】 1. station 
: [きた, ほく]
 (n) north
北海 : [ほっかい]
 【名詞】 1. northern sea 2. North Sea 
北海道 : [ほっかいどう]
 【名詞】 1. northernmost of four main islands of Japan 
海道 : [かいどう]
 【名詞】 1. sea route 

新富士駅 (北海道) : ウィキペディア日本語版
新富士駅 (北海道)[しんふじえき]

新富士駅(しんふじえき)は、北海道釧路市新富士町3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線JR北海道の駅番号K52
同所にある日本貨物鉄道(JR貨物)の駅は、釧路貨物駅(くしろかもつえき)と称する。
== 歴史 ==

駅前にある製紙工場の専用線を分岐させるために開業した駅である。既に富士駅が開業していたために富士駅となった。駅名にある「富士」とは、1920年(大正9年)6月13日付けで操業を開始した「富士製紙」(現・日本製紙釧路工場)に由来する。
富士製紙釧路工場は、当初は原料の木材を阿寒湖畔や阿寒川上流域から阿寒川と仁々志別川を流送して工場取水口付近の陸揚網羽から、また釧路川上流からは釧路川を使って流送して、後の天寧駅の対岸付近、現在の北見団地付近に設けた陸揚網場から馬車軌道で搬入していた〔釧路川への馬車軌道跡は1948年(昭和23年)撮影航空写真(国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス) にはっきり残っている。写真は右が北で、左に釧路駅。写真下側に釧路川が右から左へ流れており、写真中央を上から下へ新川が流れる。その右側を雄別炭礦鉄道が並行し、さらにその右側を並行しているのが道に転用された「富士製紙木材運搬馬車鉄道」跡。〕。また製品についても仁々志別川河口(現・新釧路川)の専用鉄橋を渡り現在の浜町臨港通とほぼ同ルートを通って釧路川河口(現・南浜町辺り)の倉庫まで馬車軌道で搬出していた。これには莫大な時間と労力と経費が掛かった為、新たな駅と専用線の設置の必要に迫られ、1921年(大正10年)6月8日に「停車場設置変更願」を本省に提出して度重なる陳情を行ったところ、用地及び全ての資金を富士製紙が持つ事等を条件に1922年(大正11年)12月18日に許可が出され、1923年(大正12年)12月の当駅及び専用線開設となり、阿寒川流送や馬車軌道は廃止された。また同時期に、雄別炭礦鉄道が開通すると、阿寒川流域原木の搬入の為の専用線敷設を当鉄道へ申込み、大正15年5月契約締結、同年11月鳥取信号機及び専用線(鳥取岐線)1692mの開設となった。なお富士製紙釧路工場は、吸収合併により王子製紙釧路工場、戦後の財閥解体により十条製紙釧路工場、さらに合併により日本製紙釧路工場と変遷している。
かつては、釧路開発埠頭線の起点として、駅の南東に小規模な操車場が置かれていた。
* 1923年大正12年)12月25日国鉄の駅(一般駅)として開業〔。富士製紙釧路工場専用線3014m運用開始。
* 1929年昭和4年)11月簡易軌道(後の鶴居村営軌道)雪裡線開業。
* 1946年(昭和21年)2月10日:釧路埠頭倉庫株式会社、当駅から釧路港北埠頭へ埠頭線(後の釧路開発埠頭北埠頭線)を敷設。運用開始。
* 1948年(昭和23年)5月28日:雄別鉄道本線から製紙工場へ向かう鳥取岐線(大正15年11月運用開始)へ、当駅から鳥取支線が接続。後に両方を併せて「鳥取側線」と呼称。鶴居村営軌道と平面交差。
* 1949年(昭和24年)
 * 1月:釧路埠頭倉庫埠頭線、雑貨線及び木材線増設。貯炭場に高架桟橋設置。
 * 9月:釧路埠頭倉庫埠頭線、当駅構内にて鳥取側線と接続。雄別炭の埠頭貯炭場直送開始。
* 1951年(昭和26年)7月1日:釧路埠頭倉庫の鉄道部門を雄別炭礦鉄道に譲渡し、埠頭線(専用鉄道)となる〔。
* 1952年(昭和27年)9月11日:雄別鉄道埠頭線、国鉄と連絡運輸開始。
* 1967年(昭和42年)8月20日:鶴居村営軌道(新富士 - 温根内)廃止。
* 1968年(昭和43年)1月21日:雄別鉄道鶴野線が開通し、鳥取側線廃止。(市側からの市街地を縦断する鳥取側線廃止要求が出ていたことと、鳥取側線から雄別埠頭線への渡り線が根室本線と平面交差していたため、根室本線側の運用密度増大に対処しきれなくなってきたことから、代替として市街地から離れた場所を通り根室本線を跨ぐ鶴野線が設けられた。)
* 1970年(昭和45年)4月16日:雄別炭鉱閉山により鶴野線廃止。埠頭線は釧路開発埠頭に譲渡。
* 1977年(昭和52年)12月1日西港臨港線開通〔。
* 1979年(昭和54年)7月15日:専用線発着を除く車扱貨物の取扱を廃止。
* 1984年(昭和59年)2月1日:北埠頭線と十條・本州各専用線が廃止〔、同時に荷物・貨物の取扱も全廃(旅客駅となる)。
* 1986年(昭和61年)11月1日:運転取扱要員のみ配置。
* 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により、国鉄駅は北海道旅客鉄道(JR北海道)が継承。
* 1989年平成元年)8月1日日本貨物鉄道(JR貨物)の駅が開業し、貨物の取扱を再開。
* 1997年(平成9年)3月22日中斜里駅との間でトラック便運行開始。
* 1999年(平成11年)9月10日:西港線廃止。
* 2011年(平成23年)3月12日:貨物駅を釧路貨物駅に改称〔「MONTHLYかもつ」2011年3月号 VOL.61(鉄道貨物協会)19ページ〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「新富士駅 (北海道)」の詳細全文を読む




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